QC検定の出題範囲・分野マップ
QC検定の出題範囲は「手法分野」と「実践分野」に分かれます。公式レベル表に基づく分野マップと、独自の学習優先度で重点を整理しました。
※ 各級の試験範囲は、その級に加えて下位の級の範囲を含む(例:2級は2級+3級+4級)。
★の学習優先度は本サイト独自の分析です(公式に定められたものではありません)。分野名・項目は公式レベル表に基づく事実です。
QC検定4級の出題範囲
組織で仕事をするにあたって、品質管理の基本を含めて企業活動の基本常識を理解しており、企業等で行われている改善活動も言葉としては理解できるレベル。
企業活動の基本(実践)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| 品質管理 | 品質とその重要性、品質優先の考え方、お客様満足とねらいの品質、問題と課題、苦情・クレーム | ★★★ |
| 管理 | 管理活動(維持と改善)、仕事の進め方、PDCA・SDCA、管理項目 | ★★★ |
| 改善 | 継続的改善、QCストーリー(問題解決型)、3ム(ムダ・ムリ・ムラ)、小集団改善活動、重点指向 | ★★☆ |
| 工程(プロセス) | 前工程と後工程、工程の5M、異常とは(異常原因・偶然原因) | ★★☆ |
| 検査 | 検査とは(計測との違い)、適合・不適合、ロットの合格・不合格 | ★☆☆ |
QC検定3級の出題範囲
QC七つ道具については、作り方・使い方をほぼ理解しており、改善の進め方の支援・指導を受ければ、職場において発生する問題をQC的問題解決法により解決していくことができ、品質管理の実践についても知識としては理解しているレベル。
品質管理の手法(手法分野)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| データの取り方・まとめ方 | データの種類・変換、母集団とサンプル、サンプリングと誤差、基本統計量とグラフ、相関係数 | ★★★ |
| QC七つ道具 | パレート図、特性要因図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、グラフ、層別 | ★★★ |
| 新QC七つ道具 | 親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アローダイアグラム法、PDPC法、マトリックス・データ解析法 | ★★☆ |
| 統計的方法の基礎 | 正規分布(確率計算を含む)、二項分布(確率計算を含む) | ★★☆ |
| 管理図 | 管理図の考え方・使い方、X̄-R管理図、p管理図・np管理図 | ★★☆ |
| 工程能力指数 | 工程能力指数の計算と評価方法(Cp・Cpk) | ★★☆ |
| 相関分析 | 相関係数 | ★☆☆ |
品質管理の実践(実践分野)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| QC的ものの見方・考え方 | マーケットイン/プロダクトアウト、品質第一・後工程はお客様、特性と要因・因果関係、応急対策・再発防止・未然防止、源流管理・重点指向、事実に基づく活動・三現主義、ばらつきに注目する考え方 | ★★★ |
| 品質の概念 | 品質の定義、要求品質と品質要素、ねらいの品質・できばえの品質、当たり前品質・魅力的品質、顧客満足(CS)・顧客価値 | ★★★ |
| 管理の方法 | 維持と管理、PDCA・SDCA、継続的改善、問題と課題、問題解決型QCストーリー | ★★☆ |
| 品質保証(新製品開発・プロセス保証) | 結果の保証とプロセスによる保証、保証と補償、検査の目的・種類、計測の基本・測定誤差、官能検査 | ★★☆ |
| 品質経営の要素 | 方針管理、日常管理、標準化(社内・国際)、小集団活動(QCサークル)、人材育成、品質マネジメントシステム(ISO9001) | ★☆☆ |
QC検定2級の出題範囲
一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くを、QC七つ道具および新QC七つ道具を含む統計的な手法も活用して、自らが中心となって解決や改善をしていくことができ、品質管理の実践についても十分理解し適切な活動ができるレベル。
2級は3級・4級の範囲に加え、統計的手法が大きく広がります。特に手法分野の『検定と推定』が合否を分けやすい重点領域です。
3級までに加えて広がる主な手法(手法分野)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| 検定と推定 | 計量値データに基づく検定と推定、計数値データに基づく検定と推定 | ★★★ |
| 相関・回帰分析 | 相関分析、単回帰分析 | ★★☆ |
| 実験計画法 | 一元配置・二元配置実験(基礎) | ★★☆ |
| 抜取検査 | 計数規準型抜取検査、OC曲線の考え方 | ★☆☆ |
広がる主な実践(実践分野)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| 品質保証・品質経営の深化 | 品質機能展開、工程能力調査・工程解析、機能別管理、診断・監査 | ★★☆ |
QC検定1級・準1級の出題範囲
組織内で発生するさまざまな問題に対して、品質管理の側面からどのようにすれば解決や改善ができるかを把握し、それらを自分で主導していくことが期待されるレベル。専門的な問題についても、どのような手法を使えばよいかという解決の筋道を立てられる力を有するレベル。
1級は2級までの範囲に加え、専門的・応用的な統計手法と、実技(論述)が加わります。準1級は1級一次試験(知識レベル)の合格者に付与されます。
2級までに加わる主な専門手法(手法分野)
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| 実験計画法(応用) | 多元配置・乱塊法・分割法、直交表実験、応答曲面法 | ★★★ |
| 多変量解析法 | 重回帰分析、判別分析、主成分分析、クラスター分析 | ★★☆ |
| 信頼性工学・ロバスト設計 | 信頼性データの解析、パラメータ設計(静特性・動特性) | ★★☆ |
実践・実技
| 分野 | 主な項目 | 優先度(独自) |
|---|---|---|
| 品質管理の指導・論述 | 品質経営の要素全般の応用、実技(論述)試験 | ★★★ |
よくある質問
QC検定の出題範囲はどこで決まっていますか?
日本規格協会(JSA)が公表する「品質管理検定レベル表」で、各級の認定レベル・対象者像・試験範囲が定められています。各級の範囲は、その級に加えて下位級の範囲を含みます。
QC検定3級で特に重要な分野は?
本サイトの独自分析では、手法分野の「QC七つ道具」「データの取り方・まとめ方」、実践分野の「QC的ものの見方・考え方」「品質の概念」が重点分野です(優先度は公式のものではなく本サイトの整理です)。
出典:品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF)、品質管理検定レベル表(全級, 公式PDF)、各級のレベルと内容(公式)(Ver.20150130)