QC検定2級 本試験形式の練習(穴埋め)
本試験は文章の空欄を埋める形式です。1問1答で覚えた用語を、文章の流れの中で選べるかを確かめてください。4題・20空欄です。
※ 過去問の転載・言い換えではなく、本試験の出題形式に合わせて当サイトが独自に作成した問題です。
各空欄の ▼ から記号を選び、大問ごとに「採点する」を押してください。 正解・不正解と解説がその場で出ます。
問1 検定と推定手法分野
母標準偏差が 0.8 mm と分かっている工程で、設備調整後に 16 個を測ったところ平均は 50.5 mm であった。目標値 50.0 mm から平均が変わったかを調べるため、「平均は変わっていない」という [1] を立て、方向を決めずに [2] で検定する。検定統計量は u₀ = (50.5 − 50.0) ÷ (0.8 ÷ √16) = [3] となり、有意水準 5% の限界値 [4] を超えるので帰無仮説を棄却する。母分散が未知で標本の標準偏差 s を使う場合は、正規分布ではなく自由度 n − 1 の [5] を用いる。
選択肢群
- ア 帰無仮説
- イ 両側検定
- ウ 2.5
- エ 1.96
- オ t 分布
- カ 対立仮説
- キ 片側検定
- ク 0.625
- ケ 1.645
- コ F 分布
- [1] 正解 ア(帰無仮説) 「差がない」と仮定する側が帰無仮説 H₀。棄却されたら対立仮説を採用します。
- [2] 正解 イ(両側検定) 「変わったか」は方向を決めないので両側検定。「大きくなったか」なら片側です。
- [3] 正解 ウ(2.5) 0.5 ÷ 0.2 = 2.5。分母は σ ÷ √n。√n を忘れると 0.625 になります。
- [4] 正解 エ(1.96) 両側 5% の限界値は 1.96。1.645 は片側 5% です。
- [5] 正解 オ(t 分布) σ が不明で s を使うときは t 分布。自由度は n − 1 です。
問2 実験計画法手法分野
反応温度を 3 水準にして各 4 回ずつ実験した一元配置実験で、級間平方和 S_A = 24、誤差平方和 S_E = 6 が得られた。因子 A の自由度は [1] 、誤差の自由度は 3 × (4 − 1) = [2] である。不偏分散は V_A = 24 ÷ 2 = 12、V_E = 6 ÷ 9 ≒ 0.667 で、分散比 F₀ = V_A ÷ V_E = [3] となる。これを F 表の値 F(2, 9; 0.05) = [4] と比べて大きいので、温度の効果は有意である。有意でなかった要因の平方和と自由度を誤差に合算する操作を [5] という。
選択肢群
- ア 2
- イ 9
- ウ 18.0
- エ 4.26
- オ プーリング
- カ 3
- キ 11
- ク 4.0
- ケ 8.02
- コ ランダマイズ
- [1] 正解 ア(2) 水準数 − 1 = 3 − 1 = 2。
- [2] 正解 イ(9) 誤差の自由度は水準数 × (繰り返し − 1) = 9。総自由度 11 − 2 = 9 でも確かめられます。
- [3] 正解 ウ(18.0) 12 ÷ 0.667 = 18.0。平方和の比 24 ÷ 6 = 4.0 ではありません。
- [4] 正解 エ(4.26) 分子の自由度 2、分母の自由度 9 で 5% の値は 4.26。8.02 は 1% の値です。
- [5] 正解 オ(プーリング) プーリング。誤差の自由度を増やして検定の精度を上げます。
問3 抜取検査と計数値の管理図手法分野
サンプル n 個を調べて不適合品数が合格判定個数 c [1] であればロットを合格とするのが計数規準型一回抜取検査である。ロットの不適合品率と合格する確率の関係を描いた曲線を [2] といい、なるべく合格させたい品質水準 p₀ のロットが不合格になる確率を [3] 、なるべく不合格にしたい p₁ のロットが合格してしまう確率を [4] と呼ぶ。工程の不適合品率を管理する p 管理図で、平均不適合品率 0.03、群の大きさ 200 のとき、下側管理限界線は計算上 [5] になるため引かない。
選択肢群
- ア 以下
- イ OC 曲線
- ウ 生産者危険 α
- エ 消費者危険 β
- オ 負の値
- カ 未満
- キ 管理限界線
- ク 検出力
- ケ 0
- コ AOQ 曲線
- [1] 正解 ア(以下) c 個以下で合格。c + 1 個以上で不合格です。
- [2] 正解 イ(OC 曲線) 横軸 p、縦軸 L(p) の曲線が OC 曲線。
- [3] 正解 ウ(生産者危険 α) p₀ での不合格率 1 − L(p₀) が α。
- [4] 正解 エ(消費者危険 β) p₁ での合格率 L(p₁) が β。
- [5] 正解 オ(負の値) 0.03 − 3 × 0.0121 = −0.006 と負になるので、LCL は考えません。
問4 方針管理と品質保証実践分野
経営方針から展開した重点課題を、期限を決めて達成する活動が [1] であり、決められた標準を守って現状を保つ [2] とは役割が異なる。方針の展開では、上位の目標を受けた下位が方策を提案し、上下で調整して決める [3] を行う。新製品開発では、顧客の要求品質を品質特性に変換して設計に落とす [4] や、設計の節目で多分野の専門家が設計内容を審査する [5] によって、不具合を早い段階で防ぐ。
選択肢群
- ア 方針管理
- イ 日常管理
- ウ すり合わせ
- エ 品質機能展開
- オ デザインレビュー
- カ 機能別管理
- キ 内部監査
- ク FTA
- ケ トップ診断
- コ 工程能力調査
- [1] 正解 ア(方針管理) 方針管理は「改善」の活動。年度方針の重点課題を達成します。
- [2] 正解 イ(日常管理) 日常管理は「維持」の活動。SDCA を回します。
- [3] 正解 ウ(すり合わせ) 上意下達でなく上下で調整するのがすり合わせ(キャッチボール)。
- [4] 正解 エ(品質機能展開) QFD(品質機能展開)。要求品質→品質特性→部品・工程へ展開します。
- [5] 正解 オ(デザインレビュー) DR(デザインレビュー)。目的は早期発見で、責任追及ではありません。
よくある質問
この問題は過去問ですか?
違います。QC検定の過去問は日本規格協会の著作物なので掲載していません。ここにあるのは、本試験と同じ「文章の空欄に語句を入れる」形式に合わせて当サイトが作成したオリジナル問題です。
1問1答の練習問題とどう使い分けますか?
用語や計算の1つ1つは分野別の練習問題で覚え、ここでは文章の中で正しい語を選べるかを確かめます。本試験では前後の文脈から答えを絞り込む力が必要で、それは穴埋め形式でしか練習できません。
選択肢群に同じ語が2回使われることはありますか?
この練習では各記号は1回ずつしか正解になりません。本試験の大問でも、同じ選択肢群の中で1つの記号を複数の空欄に使わないのが基本です。