QC検定4級/第1章 全範囲

★★★ 出題の目安 3/3 用語の基礎。頻出。

品質とは何か:お客様の要求と品質管理の目的

品質とは「お客様の要求をどれだけ満たしているか」です。作り手が良いと思うものではなく、使う人が満足するかどうかで決まります。品質管理は、その品質を安定して作り続けるための活動です。

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音声は合成音声です。字幕をつけて見られます。内容はこのページの解説と同じで、続きから再生できます。

品質は、使う人が決める

同じ弁当でも、量が多いほうを喜ぶ人と、少なくても味が良いほうを選ぶ人がいます。どちらが「良い品質」かは、作り手ではなく食べる人が決めます。品質とは、使う人の要求をどれだけ満たしているかのことです。

要求には、口に出して言う「量が多い」「安い」のようなものと、言わなくても当然求めている「腐っていない」「異物が入っていない」のようなものがあります。後者を満たすのは当たり前で、満たせないと強い不満になります。

後工程はお客様

工場の中では、自分の作業の結果を受け取るのは次の工程の人です。この人を「お客様」とみなして、不良品を渡さないようにする考え方を「後工程はお客様」と呼びます。

自分の工程で不良に気づいたら、次に流さずに止める。これが会社の外にいる本当のお客様を守ることにつながります。

前工程 自分に材料や部品を渡してくれる工程。
後工程 自分の作業の結果を受け取る工程。お客様とみなす。

品質管理は何のためにあるか

品質管理は、決めた品質のものを毎回同じように作り続けるための活動です。良いものがたまたまできるのではなく、いつでもできる状態にすることが目的です。

そのために、作り方を決めて(標準)、決めたとおりに作り(維持)、うまくいかないところを直す(改善)。4級ではこの3つの言葉が繰り返し出てきます。

試験ではこう問われる

「品質とは何か」の定義と、「後工程はお客様」の意味が中心です。日常の言葉の感覚で答えると外れるので、「使う人の要求をどれだけ満たしているか」という定義そのものを覚えてください。

よくある質問

品質が良い=高級ということですか?

違います。安くて要求を満たす製品も品質が良い製品です。品質は価格の高さではなく、使う人の要求にどれだけ合っているかで決まります。

後工程はお客様、の「お客様」は社外の人ですか?

社内の次の工程の人を指します。自分の作業の結果を受け取る人はすべてお客様と考える、という意味です。最終的には社外のお客様を守ることにつながります。

読んだ内容が身についた?(確認問題3問)

選択肢を押すと、その場で正誤と解説が出ます。間違えた問題は学習マップに残ります。

  1. Q1

    品質管理でいう「品質」の説明として最も適切なものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:1 製品やサービスが、使う人の要求をどれだけ満たしているかの程度

    品質とは、製品やサービスが顧客・使用者の要求をどの程度満たしているかを表すものです。価格や大きさそのものを指すのではありません。

    問題番号 4-qm-001(誤りに気づいたらお知らせください)

  2. Q2

    「マーケットイン」の考え方として正しいものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:1 顧客や市場が求めるものを重視して製品・サービスを提供する

    マーケットインは、顧客・市場のニーズを起点に製品・サービスを提供する考え方です。作り手都合を優先するプロダクトアウトと対になります。

    問題番号 4-qm-002(誤りに気づいたらお知らせください)

  3. Q3

    「プロダクトアウト」の説明として正しいものはどれか。

    答えと解説を見る

    正解:1 作り手の都合や技術を優先して製品を提供する

    プロダクトアウトは作り手側の都合を優先する考え方です。顧客の要求を軽視すると、売れない・満足されないおそれがあります。

    問題番号 4-qm-003(誤りに気づいたらお知らせください)

読んだあとにやること

読んで分かった気になっても、手を動かすと止まります。この分野の練習問題で確かめてください。

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