QC検定2級「工程能力指数」の練習問題(11問)
★★☆ 出題の目安 2/3 計算問題として出やすい。(3級の範囲として)
QC検定2級「工程能力指数」の練習問題を11問収録しています。選択肢を選ぶとその場で正誤と解説が出て、間違えた問題は復習ページにたまります。
※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。
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Q1
工程能力指数Cpkについて、分布の平均が規格の中心に一致しているときのCpとの関係はどれか。
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正解:1 Cpk = Cp
かたよりがない(平均が規格中心)ときは Cpk = Cp になります。平均が中心からずれるほど Cpk は Cp より小さくなります。
問題番号 2-cp-001(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q2
規格の上限だけが定められ、下限が問題にならない特性の工程能力を評価するときに用いるのはどれか。
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正解:1 片側規格の工程能力指数
上限または下限の一方だけが問題になる場合は、片側規格の工程能力指数(上側・下側のCpk)で評価します。
問題番号 2-cp-002(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q3
規格が下限90・上限110、工程の平均が104、標準偏差が2.5であるとき、Cpk の値はいくらか。
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正解:1 0.80
上限側は (110 − 104) ÷ (3 × 2.5) = 0.80、下限側は (104 − 90) ÷ (3 × 2.5) ≒ 1.87 で、小さいほうを採るので Cpk = 0.80 です。このとき Cp は (110 − 90) ÷ (6 × 2.5) ≒ 1.33 のままで、かたよりがあると Cpk だけが下がることが分かります。
問題番号 2-cp-003(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q4
かたよりの度合い k を用いて Cpk を表す式として正しいものはどれか。
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正解:1 Cpk = (1 − k) × Cp
k は規格の中心から平均がどれだけずれているかを、規格幅の半分に対する比で表した値です。平均が規格の中心と一致すれば k = 0 となり Cpk = Cp、ずれるほど k が大きくなって Cpk は小さくなります。
問題番号 2-cp-004(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q5
上限規格だけが50と定められている工程で、平均が44、標準偏差が2であるとき、工程能力指数はいくらか。
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正解:1 1.00
片側規格では (SU − x̄) ÷ (3s) で求めます。(50 − 44) ÷ (3 × 2) = 6 ÷ 6 = 1.00 です。両側規格の 6s ではなく 3s で割る点が要点で、6s で割って0.50と答えるのが典型的な誤りです。
問題番号 2-cp-005(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q6
工程が正規分布に従い平均が規格の中心と一致している場合、Cp = 1.00 のときに規格を外れる割合はおよそどれくらいか。
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正解:1 約0.27%
Cp = 1.00 は規格の幅がちょうど ±3σ に等しい状態です。正規分布では ±3σ の外側が約0.27%(約2,700ppm)あるため、この割合が規格を外れます。余裕がほとんどないため、一般には1.33以上が目標とされます。
問題番号 2-cp-006(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q7
Cp と Cpk が等しくなるのは、工程の平均が規格の中心と一致しているときである。
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正解:正しい(○)
そのとおりです。平均が中心にあるとき上限側と下限側の余裕が等しくなるため、小さいほうを採っても Cp と同じ値になります。逆に Cp と Cpk が離れているほど、平均が規格の中心からずれていることを示します。
問題番号 2-cp-007(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q8
工程能力指数を計算するときは、工程が統計的管理状態にあることを確認してから行う必要がある。
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正解:正しい(○)
そのとおりです。工程が安定していない状態で計算した指数は、たまたまその期間の値を表すだけで、工程の実力を示しません。まず管理図で安定を確認し、そのうえで工程能力を評価する、という順序になります。
問題番号 2-cp-008(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q9
規格が 20.0 ± 0.6 で、工程の標準偏差が 0.1 であるとき、工程能力指数 Cp はいくらか。
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正解:1 2.00
規格の幅は 20.6 − 19.4 = 1.2 です。Cp = 1.2 ÷ (6 × 0.1) = 1.2 ÷ 0.6 = 2.00 になります。規格幅を 6σ で割る、という定義どおりです。片側の 0.6 を 3σ で割っても同じ 2.00 になります。
問題番号 2-cp-009(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q10
規格が 20.0 ± 0.6、工程の平均が 20.2、標準偏差が 0.1 であるとき、Cpk はいくらか。
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正解:1 1.33
上限側は (20.6 − 20.2) ÷ (3 × 0.1) = 0.4 ÷ 0.3 = 1.33、下限側は (20.2 − 19.4) ÷ 0.3 = 2.67 で、小さいほうの 1.33 が Cpk です。平均が中心からずれると、近いほうの規格で能力が決まります。Cp(2.00)との差が、かたよりの分です。
問題番号 2-cp-010(誤りに気づいたらお知らせください)
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Q11
工程能力調査で Cpk が 1.00 を下回っていた。最初に取るべき対応として最も適切なものはどれか。
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正解:1 工程の平均のかたよりとばらつきの原因を調べ、工程そのものを改善する
工程能力指数は工程の実力を表す値なので、低いときは工程を良くするのが本筋です。規格を緩めたり管理限界を広げたりしても、工程は何も変わりません。全数検査は出荷の応急処置にはなりますが、不適合品を作り続けている状態は解決していません。
問題番号 2-cp-011(誤りに気づいたらお知らせください)
QC検定2級の工程能力指数では何が問われる?
Cp と Cpk を計算し、工程が規格を満たせているかを判定する問題が中心です。
工程能力指数で間違えやすいのはどこ?
かたよりがあると Cpk は Cp より小さくなります。Cp だけ見て合格と判断すると誤ります。
分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。
工程能力指数の解き方をもっと詳しく知るには?
3級の Cp は、平均が規格の中心にあることを前提にした指数でした。2級では平均のずれ(かたより)を織り込んだ Cpk と、片側規格の扱いが中心になります。Cp と Cpk の差がそのまま「かたよりで失っている能力」です。
2級のほかの分野は?
2級の全115問を通して解く 2級の模擬試験で合否を判定する 間違えた問題だけ復習する 工程能力指数で使う公式を確認する 2級の出題範囲・分野マップ 2級の合格率データ 2級の学習計画
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