QC検定2級「抜取検査」の練習問題(8問)
QC検定2級「抜取検査」の練習問題を8問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。
※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。
QC検定2級の抜取検査では何が問われる?
計数規準型・計量規準型の抜取検査で、OC曲線・生産者危険・消費者危険を読み取る問題が中心です。
抜取検査で間違えやすいのはどこ?
αは良いロットを捨てる確率、βは悪いロットを通す確率です。取り違えるとOC曲線の読みが逆になります。
分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。
-
抜取検査で、本来合格にすべき良いロットが不合格になってしまう確率を何というか。
- 生産者危険(α)正解
- 消費者危険(β)
- 合格品質水準
- 検出力
解説を見る
生産者危険(α)は、品質の良いロットが誤って不合格になる確率で、生産者にとって不利になります。
-
抜取検査で、本来不合格にすべき悪いロットが合格してしまう確率を何というか。
- 生産者危険(α)
- 消費者危険(β)正解
- 有意水準
- 信頼水準
解説を見る
消費者危険(β)は、品質の悪いロットが誤って合格する確率で、消費者(受入側)にとって不利になります。
-
横軸にロットの不良率、縦軸にロットの合格する確率をとり、抜取検査の特性を表す曲線を何というか。
- OC曲線(検査特性曲線)正解
- 管理図
- パレート曲線
- 正規分布曲線
解説を見る
OC曲線(Operating Characteristic curve)は、ロットの品質(不良率)ごとの合格確率を表し、抜取方式の厳しさを評価できます。
-
抜取検査が全数検査より有利になる場合として最も適切なものはどれか。
- 破壊検査のときや、検査数が非常に多くコスト・時間がかさむとき正解
- 1個でも不良があると重大事故になり絶対に見逃せないとき
- 検査費用が無視できるとき
- ロットが極めて小さいとき
解説を見る
破壊検査では全数検査ができず、また検査数が多い場合は抜取検査の方が経済的です。逆に致命的欠点は全数(または全数以上の)検査が必要です。
-
合格品質水準(AQL)の説明として最も適切なものはどれか。
- 合格させたいロットの品質(不良率など)の基準となる水準正解
- 必ず合格する不良率のこと
- 検査を省略できる基準
- 管理図の管理限界のこと
解説を見る
AQL(Acceptable Quality Level)は、合格としたいロットの品質水準の目安で、抜取方式を選ぶ際の基準になります。
-
OC曲線において、サンプルの大きさ n を大きくしたときの曲線の変化として正しいものはどれか。
- 曲線の傾きが急になり、良いロットと悪いロットの判別力が高まる正解
- 曲線がなだらかになり、判別力が下がる
- 曲線の形は変わらない
- 合格率が常に100%に近づく
解説を見る
n を大きくすると曲線は急になり、品質の良し悪しをはっきり区別できるようになります。ただし検査の手間と費用は増えます。判別力とコストのバランスで n を決める、という関係になります。
-
計数規準型抜取検査で用いられる用語のうち、「なるべく合格させたい品質水準」を表すものはどれか。
- p0(生産者側が合格させたいロットの不適合品率)正解
- p1(消費者側が不合格にしたいロットの不適合品率)
- AOQ(平均出検品質)
- LTPD のみ
解説を見る
p0 はなるべく合格させたい良い品質水準で、これを誤って不合格にする確率が生産者危険 α です。p1 はなるべく不合格にしたい悪い品質水準で、これを誤って合格させる確率が消費者危険 β です。p0 と p1 の役割を入れ替えた選択肢に注意してください。
-
調整型抜取検査では、供給者の品質実績に応じて、なみ検査・きつい検査・ゆるい検査を切り替える。
- 正しい(○)正解
- 誤り(×)
解説を見る
そのとおりです。実績が悪ければきつい検査へ、良い状態が続けばゆるい検査へ移行します。品質の実績を検査の厳しさに反映させる仕組みで、供給者に品質改善の動機を与える狙いもあります。