QC検定3級「品質管理の考え方」の練習問題(14問)

QC検定3級「品質管理の考え方」の練習問題を14問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。

※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。

QC検定3級の品質管理の考え方では何が問われる?

品質第一、後工程はお客様、事実に基づく管理、源流管理といったQC的なものの見方が問われます。

品質管理の考え方で間違えやすいのはどこ?

言葉が似ているので、どの場面で使う考え方なのかまで押さえないと選択肢を絞れません。

分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。

▶ 3級の全108問にクイズ形式で挑戦する

品質管理の考え方の解き方をもっと詳しく知るには?

実践分野で最も多く問われる範囲です。個々の言葉を単独で覚えるのではなく、対になる言葉との違いで押さえると混ざりません。

QC的ものの見方・考え方を読む

  1. 品質管理の基本的な考え方である「後工程はお客様」が表す内容として最も適切なものはどれか。

    • 自分の工程の次に受け取る工程を顧客とみなし、良品だけを渡すよう品質を保証する正解
    • 最終製品を購入する消費者だけを顧客とみなす
    • 前工程から受け取った不良は後工程でまとめて手直しすればよい
    • 顧客からの苦情には営業部門だけが対応すればよい
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    「後工程はお客様」は、各工程が次の工程をお客様と考え、不良を流さず良品だけを渡すという考え方です。全工程で品質を作り込む基礎となります。 「消費者だけを顧客とみなす」では工程間の品質は守れず、「後工程でまとめて手直し」は不良を流すことを認める考え方で正反対です。苦情対応を営業だけの仕事とするのも、全員で品質を作るという前提に反します。

  2. 設計段階で「こういう製品にしよう」と目標に定めた品質を表す用語はどれか。

    • ねらいの品質(設計品質)正解
    • できばえの品質(製造品質)
    • 検査品質
    • 苦情品質
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    ねらいの品質(設計品質)は設計で目標とした品質です。それを製造でどれだけ実現できたかが、できばえの品質(製造品質)です。 対になる「できばえの品質(製造品質)」は、その設計をどれだけ実現できたかを指します。設計が顧客の要求とずれていれば、いくら正確に作っても満足されません。両方が揃って初めて良い品質になります。

  3. 顧客や市場が求めるものを重視して製品・サービスを企画・提供する考え方を何というか。

    • マーケットイン正解
    • プロダクトアウト
    • コストダウン
    • ライン生産
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    マーケットインは顧客・市場の要求を起点にする考え方です。作り手の都合を優先するプロダクトアウトと対比されます。 対義語のプロダクトアウトとセットで覚えてください。QC検定ではマーケットインが望ましい考え方として扱われます。

  4. 作り手の都合や技術を優先して製品を提供する考え方を何というか。

    • マーケットイン
    • プロダクトアウト正解
    • 後工程はお客様
    • 源流管理
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    プロダクトアウトは作り手側の都合を優先する考え方です。顧客要求を軽視すると売れないリスクがあります。 マーケットインと対になる言葉です。技術から新しい価値が生まれることもあるため実務では常に誤りとは限りませんが、試験では顧客起点のマーケットインが基本と考えてください。

  5. 勘や思い込みではなく、データや事実にもとづいて判断・管理することを何というか。

    • 事実にもとづく管理(ファクトコントロール)正解
    • 重点指向
    • 全数検査
    • 標準化
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    事実にもとづく管理(ファクトコントロール)は、感覚でなくデータ・事実で判断するQCの基本姿勢です。 三現主義(現場・現物・現実)は、その事実をどう集めるかという姿勢を表す言葉で、セットで問われます。データを取らずに会議室で決めることの反対語だと考えると分かりやすくなります。

  6. 「現場・現物・現実」の3つを重視する考え方を何というか。

    • 三現主義正解
    • 三ム主義
    • 3S
    • PDCA
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    三現主義は、実際に現場へ行き、現物を見て、現実を確かめて判断する考え方です。 報告書や伝聞だけで判断しないという戒めでもあります。事実にもとづく管理を実行するための具体的な行動指針が三現主義です。

  7. 多くの問題の中から、効果の大きい重要な少数に的を絞って取り組む考え方を何というか。

    • 重点指向正解
    • 全数対応
    • プロダクトアウト
    • 平準化
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    重点指向は、パレートの考え方のように重要な少数(バイタルフュー)に資源を集中する進め方です。 限られた人と時間をどこに使うかを決める考え方です。パレート図は、この重点指向を図にした道具にあたります。

  8. 設計や計画など、なるべく上流の段階で品質を作り込む考え方を何というか。

    • 源流管理正解
    • 後始末管理
    • 全数検査
    • 応急処置
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    源流管理は、後工程で手直しするのではなく、上流(企画・設計・工程計画)で品質を作り込む考え方です。 検査で不良を取り除くのは下流での対処で、コストがかかるうえ根本の解決になりません。「品質は工程で作り込む」という言い方も同じ考え方を指します。

  9. 問題の原因を取り除き、同じ問題を二度と繰り返さないようにする処置を何というか。

    • 再発防止正解
    • 応急処置
    • 検査強化
    • 在庫増加
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    再発防止は原因を除去して同種の問題の再発を防ぐ処置(是正処置)です。表面的に対処する応急処置とは異なります。 応急処置・再発防止・未然防止の3つは時間の前後で整理してください。応急処置は今の被害を止める、再発防止は原因を除いて繰り返さない、未然防止はまだ起きていない問題に先手を打つ、という順です。

  10. 不具合が起きたとき、原因除去はさておき、とりあえず被害を止めるために行う処置を何というか。

    • 応急処置正解
    • 再発防止
    • 未然防止
    • 標準化
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    応急処置は、原因を取り除く前にとりあえず影響を抑える処置です。別途、再発防止(是正処置)が必要です。 応急処置そのものは悪いことではなく、被害の拡大を止めるために必要です。問題は、応急処置で終わらせて再発防止に進まないことです。

  11. 問題が起こる前に、あらかじめ予測して手を打っておくことを何というか。

    • 未然防止正解
    • 応急処置
    • 全数検査
    • 後工程はお客様
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    未然防止は、起こりうる問題を事前に想定して対策する取り組みです。FMEAなどが用いられます。 FMEAのように、起こりうる故障や不具合をあらかじめ洗い出して手を打つ方法があります。源流管理と考え方が近く、いずれも上流・事前に重心を置く点が共通しています。

  12. 維持のサイクル SDCA の「S」が表すものとして正しいものはどれか。

    • 標準化(Standardize)正解
    • 分割(Split)
    • 選択(Select)
    • 供給(Supply)
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    SDCAは Standardize(標準化)→Do→Check→Act で、決めた標準を守って維持するサイクルです。改善のPDCAと対になります。 SDCAは維持のサイクル、PDCAは改善のサイクルです。改善して良くなったやり方を標準に落とし込み、SDCAで維持する、という関係で交互に回します。

  13. 品質管理でよく用いられる「QCD」が表す3要素の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • 品質・コスト・納期正解
    • 計画・実行・評価
    • 現場・現物・現実
    • 整理・整頓・清掃
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    QCDは Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期) を表します。 3つは互いに影響し合います。品質を軽視すると手直しが増えてコストも納期も悪化するため、品質第一が結果的にQCD全体を良くする、という考え方につながります。

  14. 製品やサービスにはばらつきが必ず存在し、品質管理はそのばらつきを管理する活動といえる。

    • 正しい(○)正解
    • 誤り(×)
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    同じ条件でもばらつきは避けられません。品質管理は、ばらつきの原因を調べ、管理・低減していく活動です。 ばらつきをゼロにはできないので、大きさを数値でつかんで小さくしていくことが目標になります。標準偏差や工程能力指数は、そのための道具です。

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