QC検定3級「工程能力指数」の練習問題(6問)
QC検定3級「工程能力指数」の練習問題を6問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。
※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。
QC検定3級の工程能力指数では何が問われる?
Cp と Cpk を計算し、1.33 などの目安と比べて工程を評価する問題が出ます。
工程能力指数で間違えやすいのはどこ?
片側規格のときは式が変わります。両側の式のまま計算すると値が合いません。
分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。
工程能力指数の解き方をもっと詳しく知るには?
Cp は規格の幅をばらつきの幅で割った値、Cpk はそれに平均のかたよりを反映した値です。Cp が十分でも Cpk が低いことがあり、その差こそが3級で問われる点です。
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工程能力指数 Cp についての説明として正しいものはどれか。
- 値が大きいほど規格幅に対して工程のばらつきが小さく、工程能力が高い正解
- 値が小さいほど工程能力が高い
- Cp は分布の平均のかたよりを必ず考慮している
- Cp は工程のばらつきとは無関係に決まる
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Cp =(規格上限−規格下限)/(6σ)。ばらつき σ が小さいほど Cp は大きくなり、工程能力が高いと判断します。かたよりまで考慮するのは Cpk です。 Cpの式には平均が出てこないため、平均が規格の中心からずれていても値は変わりません。この穴を埋めるのがCpkで、実務で判断に使うのはCpkのほうです。
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一般に「工程能力が十分にある」と判断される目安として用いられる Cp の値はどれか。
- Cp ≧ 1.33正解
- Cp ≧ 0.50
- Cp ≦ 0.33
- Cp = 0
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一般に Cp ≧ 1.33 で工程能力は十分、1.00〜1.33 でまずまず、1.00 未満は不足とされることが多いです。 この区切りは法令や公式の基準ではなく、実務で広く使われている慣用的な目安です。要求される水準は製品や業界によって変わります。
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工程能力指数Cpkは、分布の平均が規格の中心からずれているかどうか(かたより)も考慮している。
- 正しい(○)正解
- 誤り(×)
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Cpはばらつきだけを見ますが、Cpkはかたよりも考慮するため、平均が規格中心からずれると Cpk は Cp より小さくなります。 かたよりがまったくない(平均が規格の中心と一致する)とき、CpkはCpと等しくなります。Cpが十分なのにCpkだけが低いときは、ばらつきではなく中心のずれが原因なので、平均を規格の中心に戻すほうが早く効きます。
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規格が下限8〜上限12(規格幅4)、標準偏差σ=0.5の工程のCpはいくらか。
- 0.67
- 1.00
- 1.33正解
- 2.00
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Cp =(規格上限−規格下限)/(6σ)= 4 /(6×0.5)= 4/3 ≒ 1.33 です。 分母は6σであって3σではありません。片側規格のときだけ3σで割ります。この取り違えが計算問題での定番の誤りです。
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Cp = 1.00 が意味する状態として正しいものはどれか。
- 規格の幅がちょうど6σに等しく、余裕がほとんどない正解
- 工程能力が非常に高い
- ばらつきがゼロである
- 不良が絶対に出ない
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Cp=1.00は規格幅=6σでぎりぎりの状態です。かたよりがあればすぐに規格外れが出るため、一般に1.33以上が望まれます。 規格幅と6σがちょうど等しい状態なので、平均が少しでもずれれば規格外れが出ます。一般に1.33以上を目標とするのは、この余裕を確保するためです。
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工程能力が不足している(Cpが小さい)とき、能力を高めるための対策として最も適切なものはどれか。
- 工程を改善してばらつき(σ)を小さくする正解
- 規格を無視して生産を続ける
- 検査をやめる
- データを取らないようにする
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Cpを上げるにはばらつきσを小さくする(工程改善)か、必要に応じて規格幅を見直します。ばらつき低減が基本の方向です。 規格幅は顧客要求なので勝手には変えられません。したがって、まずはばらつきを小さくする工程改善が基本の方向になります。かたよりが原因の場合は、平均を規格中心に合わせるほうが先です。