QC検定3級「計測の基礎」の練習問題(4問)
QC検定3級「計測の基礎」の練習問題を4問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。
※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。
QC検定3級の計測の基礎では何が問われる?
かたよりとばらつき、器差、校正、トレーサビリティなど、測ることの信頼性が問われます。
計測の基礎で間違えやすいのはどこ?
かたよりは真の値からのずれ、ばらつきは測るたびの振れです。校正で直せるのはかたよりです。
分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。
計測の基礎の解き方をもっと詳しく知るには?
「誤差」「かたより」「ばらつき」は別の意味の言葉です。測ったデータそのものが信用できなければ、その先の統計計算はすべて無意味になります。
-
「かたより」の説明として正しいものはどれか。
- 測定値の平均と真の値との差正解
- 測定値のばらつきの大きさ
- 測定値の最大と最小の差
- 測定した回数
解説を見る
かたよりは、測定値の平均が真の値からどれだけずれているか(系統的なずれ)を表します。ばらつきとは別の概念です。 かたよりは同じ方向に一定して出るずれなので、繰り返し測って平均しても消えません。取り除くには測定器の調整や校正が必要です。
-
「誤差」を式で表したものとして正しいものはどれか。
- 測定値 − 真の値正解
- 最大値 − 最小値
- 測定値 × 真の値
- 合計 ÷ 個数
解説を見る
誤差=測定値−真の値 です。誤差は、かたより成分とばらつき成分に分けて考えられます。 誤差は1回の測定値と真の値との差、かたよりは測定値の平均と真の値との差です。似ていますが、1回分か平均かという違いがあります。
-
計測において、ばらつきは測定値の散らばりの程度を表す。
- 正しい(○)正解
- 誤り(×)
解説を見る
ばらつきは繰り返し測定したときの値の散らばりの程度で、標準偏差などで表します。かたより(平均のずれ)とは区別します。 ばらつきが小さいことを精密さが高い、かたよりが小さいことを正確さが高いといいます。この2つは独立していて、精密だが不正確という測定器もあります。
-
標準器などと比べて、計測器の表す値と真の値との関係を求める(指示のずれを確認する)ことを何というか。
- 校正正解
- 層別
- 検定
- 整頓
解説を見る
校正は、標準器と比較して計測器の誤差(器差)を確認する行為です。JISの定義では校正自体に調整は含まれず、確認の結果に応じて別途調整を行います。定期的な校正で測定の信頼性を保ちます。 校正はずれを「求める」ところまでで、直すのは調整という別の行為です。この区別が試験で問われます。また、標準器が国家標準までたどれる状態をトレーサビリティといいます。