QC検定3級「品質経営の要素」の練習問題(10問)

QC検定3級「品質経営の要素」の練習問題を10問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。

※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。

QC検定3級の品質経営の要素では何が問われる?

標準化、日常管理、小集団活動など、組織として品質を保つ仕組みが問われます。

品質経営の要素で間違えやすいのはどこ?

用語の暗記だけでは選択肢が絞れません。誰の仕事なのかを添えて覚えてください。

分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。

▶ 3級の全108問にクイズ形式で挑戦する

品質経営の要素の解き方をもっと詳しく知るには?

方針管理は上から下へ展開する縦の活動、日常管理は各部門が担当業務を維持する横の活動です。この対比で押さえると混ざりません。

品質経営の要素(方針管理・日常管理・標準化)を読む

  1. 社内標準化(標準を定めて守ること)の効果として、最も適切でないものはどれか。

    • 作業のばらつきを減らす
    • 品質を安定させる
    • 技術やノウハウを共有・伝承する
    • やり方を個人の判断だけに任せて自由にする正解
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    標準化は決めたやり方を共有してばらつきを抑え、品質を安定させます。個人任せにすることは標準化の目的に反します。 標準化の目的は、やり方を揃えてばらつきを減らし、良い方法を組織に残すことです。個人の判断に任せると人によって結果が変わり、技術の伝承もできなくなります。

  2. QCサークル活動の説明として最も適切なものはどれか。

    • 第一線の職場で働く人々が自主的に品質管理・改善に取り組む小グループ活動正解
    • 経営者だけで方針を決める活動
    • 外部のコンサルタントが改善をすべて代行する活動
    • 検査で不良品を取り除くことだけを行う活動
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    QCサークルは同じ職場の人が自主的に小グループをつくり、継続的に改善を行う活動です。人材育成や職場の活性化にもつながります。 特徴は自主性です。上から命じられて行うのではなく、自分たちで課題を選んで取り組みます。改善そのものだけでなく、参加する人の能力向上や職場の活性化もねらいに含まれます。

  3. 経営トップの方針を、目標と方策に展開して全部門で達成をめざす管理を何というか。

    • 方針管理正解
    • 日常管理
    • 在庫管理
    • 官能検査
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    方針管理は、トップの方針(重点課題)を各部門の目標・方策へ展開し、PDCAで達成をめざす活動です。 対になる日常管理は、各部門が担当業務を維持するための活動です。方針管理は変化を起こす縦の流れ(PDCA)、日常管理は現状を保つ横の流れ(SDCA)と整理すると混ざりません。

  4. 各部門が、担当する仕事の質を維持・向上するために日常的に行う管理を何というか。

    • 日常管理正解
    • 方針管理
    • 抜取検査
    • 苦情処理
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    日常管理は、部門が受け持つ業務について標準を守り(SDCA)、異常があれば処置して維持・向上する管理です。 方針管理と対で覚えてください。日常管理ができていない組織が方針管理だけを回しても、土台が安定していないため成果が定着しません。

  5. 「JIS」が表すものとして正しいものはどれか。

    • 日本産業規格正解
    • 国際標準化機構
    • 品質保証部門
    • 統計的品質管理
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    JISは日本産業規格(Japanese Industrial Standards)です。国レベルの標準で、社内標準づくりの基礎にもなります。 標準には適用範囲によって段階があります。社内で定めるのが社内標準、国レベルがJISなどの国家規格、国際レベルがISOやIECです。社内標準はJISを土台に作られることが多くなります。

  6. 品質マネジメントシステムに関する代表的な国際規格はどれか。

    • ISO 9001正解
    • ISO 14001
    • JIS Z 8101
    • PL法
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    ISO 9001は品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格です。ISO 14001は環境マネジメントの規格です。 注意したいのは、ISO 9001は品質を確保する仕組みが備わっているかを見る規格であって、製品の品質そのものを保証する規格ではないという点です。認証を取れば良い製品ができるわけではありません。

  7. 作業のやり方・手順・押さえるべき急所などを定め、だれが作業しても同じ結果になるようにするための文書はどれか。

    • 作業標準書正解
    • パレート図
    • 散布図
    • OC曲線
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    作業標準書は、作業の手順・条件・急所を定めた文書です。標準どおりの作業を全員が行うことで、品質のばらつきを抑え、技能の伝承や教育にも役立ちます。 作業標準書があることで、誰が作業しても同じ結果になり、教育や技能の伝承もできます。改善で効果が確認できたやり方をここに落とし込むことが、歯止め(標準化)にあたります。

  8. 定めた標準に不都合が見つかったときの、最も望ましい対応はどれか。

    • 正しい手順で標準を改定し、改定後はそれを守る正解
    • 標準を無視して各自の判断で作業する
    • 不都合には目をつぶって使い続ける
    • 標準を廃止して何も決めない
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    標準は「決めたら守る、不都合があれば正しく改定して守る」が原則です。守れない標準は改善して維持します。 守られていない標準があるとき、現場が悪いとは限らず、標準のほうが実態に合っていない場合もあります。標準は決めたら守る、合わなければ正しい手順で改定して守る、が原則です。

  9. 変化点管理でよく注意すべき「3H」の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • 初めて・変更・久しぶり正解
    • 早く・安く・うまく
    • 報告・連絡・相談
    • 整理・整頓・清掃
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    3Hは「初めて(H)・変更(Henkō)・久しぶり(Hisashiburi)」で、ミスや不具合が起きやすい変化点を表します。 変化点は不具合が起きやすい場面です。初めての作業、条件や人の変更、久しぶりの作業では、いつもの手順が通じないことがあるため重点的に確認します。

  10. QCサークル活動には、メンバーの自己啓発・相互啓発や職場の活性化といった、人材育成上のねらいもある。

    • 正しい(○)正解
    • 誤り(×)
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    QCサークルは改善成果だけでなく、能力向上(自己啓発・相互啓発)や明るい職場づくりも重要なねらいとされます。 改善の成果だけを目的にすると、活動が続かなくなります。人が育ち職場が活性化することも同じくらい重要なねらいだ、というのがQCサークルの位置づけです。

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