QC検定3級「管理図」の練習問題(8問)
QC検定3級「管理図」の練習問題を8問収録しています。各問に解説がついているので、間違えた箇所をその場で確認できます。
※ 本問題は過去問の転載・言い換えではなく、公式出題範囲の知識体系から独自に作成したオリジナル問題です。
QC検定3級の管理図では何が問われる?
X̄-R管理図の管理限界を係数表から計算し、点の並びから異常を判定する問題が中心です。
管理図で間違えやすいのはどこ?
管理限界は工程のデータから計算する線で、規格限界とは別物です。図の上では同じ横線に見えます。
分野の区分は 品質管理検定レベル表(3級, 公式PDF) に合わせています。上の説明は当サイトが独自にまとめたものです。
管理図の解き方をもっと詳しく知るには?
管理限界線は「工程の実績から計算する線」で、規格値とはまったく別のものです。この区別ができているかが、3級の管理図の問題で最も問われます。
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管理図を使う主な目的として、最も適切なものはどれか。
- 工程が安定な状態(統計的管理状態)にあるかを時系列で監視する正解
- 2つの変数の相関の強さを調べる
- 要因を魚の骨状に整理する
- 項目を件数の多い順に並べる
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管理図は中心線と管理限界線を用い、点の並びから工程の異常(偶然原因か異常原因か)を時間的に監視します。 散布図・特性要因図・パレート図は、いずれも時間の流れを見る道具ではありません。管理図だけが「時系列で監視する」という役割を持ちます。
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管理限界線(UCL・LCL)は、顧客の要求である規格の上限・下限と同じものである。
- 正しい(○)
- 誤り(×)正解
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管理限界線は工程のばらつきから統計的に計算する線であり、顧客要求である規格限界とは別物です。両者を混同してはいけません。 規格は顧客や設計が外から与える要求、管理限界線はその工程の実績から計算する線です。したがって管理図に規格値を書き込むのは誤りで、規格を満たすかを見るのは工程能力指数の役目です。
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X̄-R管理図で、X̄管理図が主に監視しているものはどれか。
- 群ごとの平均値の変化(中心の動き)正解
- 群ごとのばらつきの変化
- 不適合品率
- 相関の強さ
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X̄管理図は群の平均の変化(中心の動き)を、R管理図は群内のばらつき(範囲)の変化を監視します。 2枚をセットで見るのは、平均が動いたのか、ばらつきが広がったのかで打つ手が変わるためです。X̄が動けば工程の中心のずれ、Rが広がればばらつきの増大を疑います。
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不適合品率(不良率)を管理するのに用いる計数値の管理図はどれか。
- p管理図正解
- X̄-R管理図
- 散布図
- パレート図
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p管理図は不適合品率を管理する計数値の管理図です。X̄-R管理図は計量値用です。 サンプルの大きさが群ごとに違ってもよいのがp管理図です。サンプルの大きさが一定のときは、個数をそのまま打点できるnp管理図が使えます。
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管理図で、点が管理限界線の外に出たときの解釈として最も適切なものはどれか。
- 異常原因が働いた可能性があるので原因を調べる正解
- 工程は必ず正常なので放置してよい
- 規格に合格したことを意味する
- データ数が足りないことを意味する
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管理限界外の点は、見逃せない異常原因(突き止められる原因)が働いた可能性を示すため、原因を調査し処置します。 ここで大切なのは「異常の可能性を示すので調べる」という点です。管理限界外は規格外れを意味しませんし、逆に限界内でも連や傾向があれば異常を疑います。
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管理図の中心線(CL)が通常表しているものはどれか。
- データの平均的な値正解
- 規格の上限
- 最大値
- サンプル数
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中心線CLは管理する統計量の平均的な水準を表します。上下に管理限界線UCL・LCLを引きます。 中心線は規格の中心ではなく、実績データの平均です。X̄管理図ならX̄̄、R管理図ならR̄、p管理図ならp̄が中心線になります。
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管理図で、中心線の片側に点が続けて多数並ぶ(連が長い)場合は、工程に変化が起きている可能性がある。
- 正しい(○)正解
- 誤り(×)
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点が管理限界内でも、連(片側への連続)・傾向(上昇/下降)・周期などの並び方は、工程の変化を示す異常の可能性があります。 ほかに、点が上がり続ける/下がり続ける「傾向」、一定間隔で上下する「周期」も異常のサインです。限界線の内側だから安全、とは限りません。
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工程が「統計的管理状態(安定状態)」にあるといえるのはどのような場合か。
- 点が管理限界内にあり、特別なくせのない並びをしている正解
- 点がすべて中心線上にある
- 点が規格線を必ず外れている
- データが1点しかない
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偶然原因だけがはたらき、点が管理限界内でランダムに散らばっている状態を統計的管理状態(安定状態)といいます。 点がすべて中心線上に並ぶのはむしろ不自然で、データの作為や測定の問題を疑う状態です。安定状態とは、偶然原因だけがはたらいてランダムに散らばっている状態を指します。